ふとしたきっかけで…

ゆっくり見てみようか

相手の出方を

いつも笑っている私が

真顔で無反応だったらば


少し待ってみようか

わざとらしく

いつも急かされる私が

自分の中の時間で動く


そうしてみたら

今までが

誰の中で暮らしていたの?

だから正常に力が

始動しなかったの?


そんな気持ちになった

水色の空

小さい綿アメの白い雲が

たくさん浮かんでいる

水色の空

どこまでも果てしなく続く

たったひとつの水色の空


大きな空に対して小さい私

それぞれひとつの命がある

空の命と私の命

回りを見るとたくさんの命

いつになく

いつになく、心が虚しくなる

幸せの中にいるのに

絶望しているのは

なぜだろう


愛で満たされている

私の外側に愛がたくさんあっても

私の内側には届いてこない

私に愛はないのだろうか


愚かな自分よ


私は天使になれないのだろうか